万年筆が好きで好きでたまらないー
ペンクリニックで全国を回っているセーラー万年筆の
川口明弘さんは、今年還暦を迎えられる。
還暦というと赤いちゃんちゃんこというのが
代名詞だが、万年筆職人として赤い万年筆
KAN -還暦万年筆 をこのたびプロデュースされたものが
限定発売になりました。
現在の60歳の世代の方々はとても若々しく力強い。
1947年生まれの人々が子供や学生のだったころ、
万年筆は生活だったんだと思う。
一生懸命仕事をしてきて、60になってあたらめて万年筆をもったとき
懐かしさとその書き味が、感無量の気持ちになるのかもしれない。
赤いちゃんちゃんこは、60年で1周して、赤ちゃんに戻るから
という意味があると聞いたことがある。
60歳という歳に初心に帰り、万年筆でつれづれしたためる。
なんてロマンティックなんだろう。
川口さんは、ずっと細字にこだわってきた。
今回のKANも EF(極細) F(細字) M(中字)の
3種類 B(太字)はあえて作られなかったんだと思う。
ボディもキャップは少しくすんだ赤、これはペンを胸ポケットに
さしたとき、見える部分は大人を感じさせるため落ち着いた色にし
ボディは、明るめの赤で筆記するときには、明るい気分で書けるようにと
2色にしたそうです。
KAN- は決して還暦の人だけのものではないと思う。
万年筆が大好きだから、川口さんのいっぱいつまった1本を
持ち続けたいと思うし、ペン先職人の技を体感していただきたいと
思います。
今日は外箱だけの写真ですみません。
明日以降公開します。